今年のチェンマイのソンクランは例年よりおとなしかった気がする。
ツーリストがヨーロッパ人、アメリカ人(ファラン)より中国人、韓国人が多かったのも理由の一つかもしれない。
ソンクランは、大人も童心に帰って、思いっきり遊べるのが人気の理由だと思う。中には、モラルさえ忘れてはしゃぎ過ぎ、大人におこられる大人もたくさんみかける。
ソンクランの数日間は、町中水浸しなので、ホコリが少なくていい。この暑くて乾いた季節にぴったりのお祭りだ。
今は、まるでけんか祭りのようになっているソンクランだが、昔のソンクランはきっと厳かで、そして別の意味で清々しいものだったのであろう。
うちのギャラリーもソンクラン一日目に、家にある仏像をナムオップという特別な香りのする水でお清めした。それをしたせいか(?)その日は原画が売れた。やっておくものだ。
ともあれ、水鉄砲もプラスティックのバケツも氷水もなかった、そんな優しいソンクランがあった時代にタイムスリップしてみたいものだ。