チェンマイはタイで随一のカフェ天国だ。
私がチェンマイに住んだ13年前には、美味しいコーヒーなんて皆無に等しかった。どんなきちんとしたホテルでも、コーヒーはネスカフェが出てきて、これが出てくると気持ちが一気に萎えたことが懐かしい。
今は、どこもかしこもおしゃれなカフェだらけで、犬も歩けばカフェにあたる。味もそこそこよいが、値段もなかなかよい。
ラテが60バーツは普通で、場所によってはたいした味でもないのに、100バーツ近くするところもある。タイ人の皆さんは、生活水準もあがっているので、涼しい顔でオーダーする。心の中で、「高っ!」と叫んでいるのは日本人の私だけかもしれない。
ちなみに最近の私のお気に入りのコーヒー屋さんは、スワンドーク病院の向かいにある、ラテ35バーツの立ち飲みのコーヒー屋さんだ。
ここは、何十万もするコーヒーマシーンを使って豆も惜しみなく使っているのにも関わらず、この値段というのが泣ける。朝も昼も病院関係者から学生さんまで、毎日人がいっぱい並んでいているのも納得。
きっとこの調子だと、コーヒー御殿が建つんだろうなあ、と、とても羨ましい。