私は13年チェンマイに住んでいるにも関わらず、自慢ではないが読み書きがほとんどできない。
この13年間、ほとんどしゃべりだけで通してきた頑固者だ。
幾度となくご飯のメニューが読めず、悔しい想いをしているのだが、聞けば何とかなるのでそういった形で問題を解決している気になっている。
きっとタイ語が読めると、タイ人の面白さが100倍になるのだろうとおもうが、今更感があり、いまいち踏め出せない。
ようするに面倒くさい。
話は変わり、タイ語とチェンマイ弁はずいぶん違う。
バンコク人がしゃべるタイ語はなんだか甘ったるくて恥ずかしい。
チェンマイ弁はまさにズーズー弁のような趣があり、私はそこが好きだ。
女性は話す言葉の語尾に「チャーオ」をつけるのだが、本当にかわいらしい。
私がチェンマイを気に入ってしまったいろんな理由の中にチェンマイ弁、というのも密かに高いパーセンテージを占めている気がする。